当社は戦後、飴作りからスタートした小さな町工場で、おかげさまで70周年を迎えようとしております。
これまで、甘納豆、飴、ゼリーなどの製造を行い、福島・東北のお客様にご愛顧頂いて参りました。
時代のニーズが変わりゆく中、伝統の技(甘納豆職人の技)を生かせるお菓子はなにか、幅広い年齢層のお客様に喜んで頂けるお菓子はなにかと考え、辿り着いた答えが「どらやき」でした。
実は、3代目社長は以前から常々「おいしいどらやきを作ってみたい」と申しておりましたが、工場生産の設備しかない会社で生菓子の製造・管理・販売をすることは到底難しく、数年前までは、「絵に描いた餅」として、実現することはありえないと誰もが思っておりました。
しかし、東日本大震災で、流通の流れ・お客様の流れ等が急激に変化したのです。「今こそ福島のお世話になってきたお客様に喜んで頂く、元気になっていただけるおいしいお菓子を作ろう!」と、どらやき専門店の開始に向けて、どらやきの研究を始めました。